北丸氏のコラムを読んで

北丸氏のコラムを読んで

 2022.6.24付け東京新聞の「本音のコラム」で北丸雄二氏が「大阪地裁判決の不思議」という題で書いている。以下、ブロック体は北丸氏の言葉である。

 よくわからない。「憲法は同性婚を禁じているわけではない」

 地裁のこの言葉、私にはわかる。憲法は「同性婚」などという言葉を一度も使ったことがない(と思う)。したがって、「同性婚を禁じた」ことはない。

 婚姻の利益は同性愛者にも認められる。

 北丸氏が上記の言葉に続けるこの地裁の言葉、条件付きでわかる。「婚姻」が異性婚、同性婚の両方を含むのであれば、同性愛者にもそれ相当の利益が考慮されているということを言っているのであるから。

 平等を謳う憲法もなめられたものです

 これは北丸氏の言葉である。氏の論調から察すると、氏が「平等」を「男と女の区別をしないこと」と考えていることがわかる。もし「平等」がそのようなものであるなら、憲法はそんな「平等」を謳ったことは一度もない。

 「婚姻は男女が子孫を残す自然で基礎的な集団単位を公示する制度」との旧態依然の「自然」観・・・

 この「『自然』観」の正しさは常識あるひとにとっては自明の理である。旧態依然であるのはそれが永遠普遍の理であるからであり、今後も旧態依然で行くだろう。

 「同性カップルと異性カップルの得られる利益の差異は相当程度解消・緩和されつつある。」ついさっき同性愛者は別制度を使っても「異性婚で得られる法的効果には及ばず、公認の利益もみたされない」って言いませんでした?

 地裁の二つの言葉はともに比較上の表現である。前者は「相当程度」といい、後者は「異性婚で・・・」と言っていることがそれを示す。したがってこの二つの表現に矛盾はない。

 世界で三番目に同性婚を法制化した当時のスペイン首相は「同性婚を認める最初の国となる栄誉は逃したが、最後の国になる不名誉は回避できた」と演説しました。

 もしこの首相が賢明であったら、こう言ったであろう。
「同性婚を認める最初の国となる不名誉は回避できたが、最後の国になる栄誉は逃した」

 こうも頑なに不名誉を続けて、日本は一体何を守ろうとしているのでしょうか。

 私は言いたい。「こうも頑なに愚論を続けて、北丸氏は一体何を主張しようとしているのでしょうか」

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