脚下照顧
脚下照顧
2022.10.8付け東京新聞の「本音のコラム」で師岡カリーマ氏の文章を読んだ。
氏によると、英国BBC放送が海外向けラジオの花形ともいうべきペルシャ語やアラビア語放送を終了するそうである。終了の理由は金欠だという。
氏は記す。
《イランやアラブ諸国など独裁的な政府に支配された自国のメディアが信じられない多くの人にとっては、長い歴史を誇るBBCの外国語ラジオ放送は重要な情報源だった。そうして培われた「信頼のBBC印」というソフトパワーをみすみす捨てるとは。足りないのはお金だけ?》
《スカーフの被り方が不適切との理由で逮捕された女性が拘束中に死亡したのをきっかけに始まったイランの抗議行動は、強硬な鎮圧により多数の死者が出ているほか、当局によるインターネット切断の報道も。BBC放送は特にこのニュースを大々的に取り上げている。その最中に、ペルシャ語やアラビア語放送を終了するとは、なんという皮肉であろう》
《BBCの発表は失望の大合唱で迎えられた》
《天下のBBCが自主的に影響力を縮小。誰が後に続き、誰がその穴を埋めようとするのか。予測はつくはずだ》
私は氏の文章を読んでひとつ不満に思うことがある。「ペルシャ語やアラビア語」とか「イランやアラブ諸国」という言葉まで出しながら、なぜ「イスラム国家」という言葉を出さないのか。BBCを責めるだけでイスラムを責めないのでは、事の真相には迫れないだろうというのが私の考えである。いかなる国民も、自国の不如意については、その原因を外国に求めるより前にまず自国に求めるべきである。
2022.10.8付け東京新聞の「本音のコラム」で師岡カリーマ氏の文章を読んだ。
氏によると、英国BBC放送が海外向けラジオの花形ともいうべきペルシャ語やアラビア語放送を終了するそうである。終了の理由は金欠だという。
氏は記す。
《イランやアラブ諸国など独裁的な政府に支配された自国のメディアが信じられない多くの人にとっては、長い歴史を誇るBBCの外国語ラジオ放送は重要な情報源だった。そうして培われた「信頼のBBC印」というソフトパワーをみすみす捨てるとは。足りないのはお金だけ?》
《スカーフの被り方が不適切との理由で逮捕された女性が拘束中に死亡したのをきっかけに始まったイランの抗議行動は、強硬な鎮圧により多数の死者が出ているほか、当局によるインターネット切断の報道も。BBC放送は特にこのニュースを大々的に取り上げている。その最中に、ペルシャ語やアラビア語放送を終了するとは、なんという皮肉であろう》
《BBCの発表は失望の大合唱で迎えられた》
《天下のBBCが自主的に影響力を縮小。誰が後に続き、誰がその穴を埋めようとするのか。予測はつくはずだ》
私は氏の文章を読んでひとつ不満に思うことがある。「ペルシャ語やアラビア語」とか「イランやアラブ諸国」という言葉まで出しながら、なぜ「イスラム国家」という言葉を出さないのか。BBCを責めるだけでイスラムを責めないのでは、事の真相には迫れないだろうというのが私の考えである。いかなる国民も、自国の不如意については、その原因を外国に求めるより前にまず自国に求めるべきである。
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