丸木夫妻の「南京大虐殺の図」
丸木夫妻の「南京大虐殺の図」
「原爆の図」で有名な丸木位里・俊夫妻は「南京大虐殺の図」も描いている。日本兵が大量の中国人を虐殺、凌辱している図である。まわり中に裸の死体や切断された首が転がっている。図の中央に描かれているのは、いましも刀を振り下ろした日本兵と、後ろ手に縛られて膝まづく中国人の首が宙に浮く光景である。陰惨極まりない。

1995.8.17付け産経新聞にこの絵についての記事がある。
《 戦時教育研究家、茶園義男さん(70)が「自分が持っている絵の構図とよく似た写真では、中国軍保安隊員が中国人を処刑しているのに、丸木作品では日本兵が処刑している」と指摘している。
丸木俊さん(83)はこの写真をモチーフにしたことは認めたが、「作品の意図は、旧日本軍の蛮行を訴えることで戦争を否定することにあり、指摘は見当違い」と反論している。
写真は約十五年前に、茶園さんが旧日本軍の憲兵隊員だった男性から入手した。
「男性によると、昭和十九年に広東省の中国人宅から押収。南京事件から五年後の十七年ごろ、同省内の路上で中国軍保安隊が日本軍に通じていた漢奸(密偵)を処刑するのを撮影したものという。
茶園さんは、軍帽の形や青龍刀から処刑兵は中国軍と分かるとしている。
茶園さんは「旧日本軍の蛮行は非難されるべきだが、中国軍保安隊員を日本軍に置き換えるのは、絵とはいえ誇張して伝えたことになる」と指摘。
丸木俊さんは「戦争では当事者双方が被害者であり加害者。『原爆の図』で被害者としての日本を、『南京大虐殺の図』で加害者としての日本を描いた。写真の処刑兵が中国兵だとは知らなかったし、構図を借りただけで他意はない」と話している。
丸木夫妻は『原爆の図』を世界中に持って回ったらしい。『南京大虐殺の図』もそうだったのか。南京事件の詳細についてはいまなお議論がつづいている。そんな中で丸木夫妻があの陰惨な虐殺の図を持って回るということは、日本の印象を決定的に悪くすることである。
俊さんは「指摘は見当違い」(どの指摘をいっているのか。茶園さんの「絵とはいえ誇張して伝えた」という指摘か)とか、「構図を借りただけ」というが、責任感の欠如は相当なものである。日本が受けた損害は測り知れない。
*『南京大虐殺の図』はウエブで「南京大虐殺の図」を検索すると見られる。
*追記
1995.12.2 付け産経新聞に同紙ソウル特派員・黒田勝弘氏のソウル便りがある。それによると――
中国の航空会社・東方航空は英語と中国語で編集した機内誌を乗客に提供している。その中に「第二次世界大戦終戦五十周年記念」の特集記事があり、日本軍が中国でおこなったという蛮行を示す四枚の写真が掲載されている。四枚のうちの一つが上に取り上げた写真である。
韓国のマスコミが以前、大々的に紹介したことがある。産経新聞が誤りを指摘したが、韓国でもその後、「日本軍ではなかった」と結論づけている。
だが、この写真は韓国ではまだ一部で「日本軍の蛮行」として利用されている。中国では博物館や資料館に展示されているという。
「原爆の図」で有名な丸木位里・俊夫妻は「南京大虐殺の図」も描いている。日本兵が大量の中国人を虐殺、凌辱している図である。まわり中に裸の死体や切断された首が転がっている。図の中央に描かれているのは、いましも刀を振り下ろした日本兵と、後ろ手に縛られて膝まづく中国人の首が宙に浮く光景である。陰惨極まりない。

1995.8.17付け産経新聞にこの絵についての記事がある。
《 戦時教育研究家、茶園義男さん(70)が「自分が持っている絵の構図とよく似た写真では、中国軍保安隊員が中国人を処刑しているのに、丸木作品では日本兵が処刑している」と指摘している。
丸木俊さん(83)はこの写真をモチーフにしたことは認めたが、「作品の意図は、旧日本軍の蛮行を訴えることで戦争を否定することにあり、指摘は見当違い」と反論している。
写真は約十五年前に、茶園さんが旧日本軍の憲兵隊員だった男性から入手した。
「男性によると、昭和十九年に広東省の中国人宅から押収。南京事件から五年後の十七年ごろ、同省内の路上で中国軍保安隊が日本軍に通じていた漢奸(密偵)を処刑するのを撮影したものという。
茶園さんは、軍帽の形や青龍刀から処刑兵は中国軍と分かるとしている。
茶園さんは「旧日本軍の蛮行は非難されるべきだが、中国軍保安隊員を日本軍に置き換えるのは、絵とはいえ誇張して伝えたことになる」と指摘。
丸木俊さんは「戦争では当事者双方が被害者であり加害者。『原爆の図』で被害者としての日本を、『南京大虐殺の図』で加害者としての日本を描いた。写真の処刑兵が中国兵だとは知らなかったし、構図を借りただけで他意はない」と話している。
丸木夫妻は『原爆の図』を世界中に持って回ったらしい。『南京大虐殺の図』もそうだったのか。南京事件の詳細についてはいまなお議論がつづいている。そんな中で丸木夫妻があの陰惨な虐殺の図を持って回るということは、日本の印象を決定的に悪くすることである。
俊さんは「指摘は見当違い」(どの指摘をいっているのか。茶園さんの「絵とはいえ誇張して伝えた」という指摘か)とか、「構図を借りただけ」というが、責任感の欠如は相当なものである。日本が受けた損害は測り知れない。
*『南京大虐殺の図』はウエブで「南京大虐殺の図」を検索すると見られる。
*追記
1995.12.2 付け産経新聞に同紙ソウル特派員・黒田勝弘氏のソウル便りがある。それによると――
中国の航空会社・東方航空は英語と中国語で編集した機内誌を乗客に提供している。その中に「第二次世界大戦終戦五十周年記念」の特集記事があり、日本軍が中国でおこなったという蛮行を示す四枚の写真が掲載されている。四枚のうちの一つが上に取り上げた写真である。
韓国のマスコミが以前、大々的に紹介したことがある。産経新聞が誤りを指摘したが、韓国でもその後、「日本軍ではなかった」と結論づけている。
だが、この写真は韓国ではまだ一部で「日本軍の蛮行」として利用されている。中国では博物館や資料館に展示されているという。
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